談話――光明星節を迎えて

 本日は光明星節である。光明星節が何か知らない極右反動の諸君にも解るように説明すると、金正日同志の誕生日である。金正日同志は1942年2月16日に抗日戦争の真っ只中、白頭山の密営にてお生まれになった。白頭山は朝鮮民族の聖地であり、日本でいうならば富士山や高千穂の峰に相当する。金正日同志がどこまでも高い血統の持ち主であることが窺われよう。光明星節は、金正日同志が朝鮮民族の下に現れたことを祝う日である。

 しかして本日、金正日同志の姿はない。民族の慈父にして革命の太陽であり、また金日成主義の体現者でもあった金正日同志の心臓は、2012年の12月17日にその鼓動を止めた。それは心臓を患っていながらも人民生活向上のため昼夜不問で働き続けた末の殉職であったといえよう。同志の死は、まことに朝鮮人民の大国喪であった。朝鮮人民は光明星節を迎え、改めて限りない懐かしさに駆られていることであろうと思う。それが証拠に、今日も万寿台の金正日同志の像の前には、沢山の人民が訪れ、献花を行っているという。

 もっとも、朝鮮人民はただただ悲嘆にくれているわけではない。朝鮮人民の前には課題が山積されている。帝国主義国家に如何にして打ち勝つか、如何にして社会主義経済を建設し、強盛国家を実現するか、そして何より、民族の悲願である統一を如何に成し遂げるか……このような状況にあって、同志の死を嘆くばかりでは、敵に付け入る隙を与える。そして、朝鮮人民はそのようなものを全く与えなかった。尊敬する指導者金正恩同志の下に全軍・全党・全人民が一心団結しているのである。これは驚嘆に値する出来事と言わねばならない。朝鮮人民の結束を見て我々は、朝鮮革命は今後も力強く前進するに相違ないと確信した。

 今後も朝鮮人民への挑発や妨害は数多く為されるであろう。しかし、それは恐るるに足りぬものである。何故なら、朝鮮人民は確固たる全一的思想体系である金日成金正日主義を高く奉じて、金正恩同志の周りに団結しているからである。それは朝鮮人民の強力な武器であり、朝鮮革命の成功を裏付ける唯一の方法でもある。金日成同志、金正日同志の遺訓をもっともよく理解する金正恩同志がいる限り、朝鮮人民の敗北はあり得ない。またそれゆえに、我々は金正恩同志の方法を学ばねばならない。何故ならそれが金日成同志、金正日同志の遺訓にして、百戦百勝鋼鉄の党を築くための道筋だからである。

 光明星節を、自らを革命的に組織し直す機会としたい。


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